「ストレートアイロンが難しい…」「きれいなストレートにならない。」ということはありませんか?ポイントを抑えれば、誰でも簡単にストレートアイロンを使いこなすことができます。
今回は、ストレートアイロンの使い方とコツ、きれいに仕上がらないときの原因と解決法について紹介します。使い方をマスターして、憧れのサラサラヘアを手に入れましょう。
ストレートアイロンの正しい使い方

アイロンを正しく使わないと、きれいなストレートになりません。ストレートアイロンの使い方を簡単に3ステップでお伝えします。
1. 根元の寝癖を直す
まずは、髪の根元についた寝癖を直します。根元の髪は、ヘアスタイル全体の毛流れを決める部分だからです。髪の中間から毛先についている寝癖は、アイロンで直すことができますが、根元には直接熱を加えることができません。
水や寝癖直しウォーターを髪の根元につけ、ドライヤーで乾かして寝癖を直しましょう。そうすることでアイロンしやすくなります。
2. 髪をクリップで留める
髪をクリップで分けます。クリップを使うことで毛量が少なくなり、はさみやすいからです。サイドは上下で2つ、バックは6つに分割して留めます。ショートカットや毛量が多い人は、もう少し細かく分割するとアイロンしやすいです。
3. ストレートアイロンで伸ばす
クリップで留めた髪を耳上、もしくは襟足からアイロンを始めます。根元から3cmほど離してアイロンをはさみ、毛先に向けてすべらせます。スピードが早すぎると熱が伝わりません。遅すぎると髪が傷んでしまいます。
アイロンをはさみながら、癖が伸びているか確認しましょう。下のブロックが終わったら、上のブロックに順番に進みましょう。
ストレートアイロンできれいに仕上げるコツ
アイロンのコツを抑えると手早く、ダメージ少なく、サラサラヘアにすることができます。2つのポイントをチェックしてくださいね。
● 温度は140~160℃に設定
アイロンは、熱の力で髪をストレートにするので温度設定が大切です。髪の癖を伸ばすには、140~160℃が適しています。これより低いと熱が加わりづらく、ストレートになりません。
最近は、かなり高温になるアイロンもあります。熱が加わりやすく、時間を短縮して使うことができますが、髪を傷める原因になります。
髪が傷むとゴワゴワしたり、切れてしまったり、かえって扱いにくい髪質になってしまいます。髪のダメージを少なく、ストレートにできる140~160℃に設定しましょう。
● 表面が整うときれいに見える
髪の表面に癖がついていると、きれいに見えません。光が乱反射してしまい、ツヤが出ないからです。表面は他の部分より念入りにアイロンを入れるようにしましょう。
仕上げに合わせ鏡をして、髪全体のチェックをおすすめします。後頭部は自分では見えないからです。人から見られる表面をストレートにして、髪をきれいに見せましょう。
きれいなストレートにならない原因と解決法

「なかなかきれいな髪にならない…」という場合は、何か原因があるはず。3つの解決法をお伝えします。
● はさむ毛量が多いor少ない
「面倒くさい。」「時間がない!」とアイロンではさむ毛量が多くないですか?そうすると髪の中まで熱が伝わりません。細かめにクリップで留め、毛量を減らしてアイロンしましょう。
逆に、はさむ毛量が少なすぎると、力が加わらず癖が伸びません。広めにクリップで留め、毛量を多めに取ってアイロンしましょう。そうするとはさむ力が加わり、仕上がりがきれいになります。
● はさむ力が弱い
アイロンで髪をはさむ力が弱いとストレートになりません。なぜなら熱が髪の毛に届かないからです。力が入りにくい場合は、アイロンを両手で持ってはさむことをおすすめします。力が全体に伝わりやすくなるのです。やけどには気をつけましょう。
また、はさんでも間に隙間が開いてしまう場合は、アイロンが劣化している証拠です。いくら力を入れても髪がストレートになりません。買い替えを検討しましょう。しっかりと熱を与えるために、はさむ力が大切です。
● 髪が濡れたままアイロンはNG
髪が濡れたままアイロンをしても、ストレートにはなりません。ただ水分が蒸発するだけだからです。やけどしやすく、危険なので絶対にやめましょう。髪がしっかり乾いた状態でアイロンすることによって、熱が加わります。髪の乾燥が気になる場合は、アイロンが終わった後にオイルをつけて保湿しましょう。
まとめ –美容師からの一言コメント-
今回は、初心者も簡単にできるストレートアイロンの使い方とコツ、きれいに仕上がらないときの原因と解決法について紹介しました。根元の寝癖を直し、髪をクリップで留めながら熱を加えることにより、髪が扱いやすくなります。
温度は140~160℃に設定、髪の表面にツヤが出るようにアイロンすると、傷まずきれいなストレートになります。はさむ毛量や力加減を意識しましょう。ぜひ、これらの方法を試して、サラサラヘアを手に入れてくださいね。